風水師の織路由麻(おりじゆま)です。
今日は易卦のお話から。
易卦は、昔から為政者や経営者が好む占術です。
伊藤博文のハルビンでの暗殺を予報したり、佐久間象山の暗殺を示唆したり。
昭和に入っても、本に記載があります。
中曽根元首相「私は昔から八卦(易のこと)を見るんですよ。それで近く政局に大動乱がある、その時に後藤田さん、官邸の中に一緒に入って助けてくれないか」
後藤田は、変なことをいうな~と思いつつも、その後中曽根政権の官房⾧官に。
(「後藤田正晴と矢口洪一」244頁ちくま文庫)
政治や経営は、決断のとき、80:20で勝つというよりも
51:49などと、ぎりぎりの判断をすることが多いでしょうから、そういう時に役に立つのだろうと私は思います。
先日、ある方のために引いた卦は、「澤水困(たくすいこん)」
木の気が四角い箱の中に入っていて、出られません。
下手に成長すると窮屈ですし、つらくなる、そんな状況を示している卦です。
初学者が、この卦を引くと、
「あっちゃー難卦を引いてしまった。」となるかもしれませんが、いえいえそうではないんです。
この卦の後は、
水風井(すいふうせい)、少し我慢したら、流通するようになります。
「困は窮して通ず。
井はその所に居りて遷る。」
季節と同じで、こういう状況は、ずっと同じことが続くわけではないのです。
この世の出来事はとどまることがないです。
それゆえ、
「苦しみや悩みが、きわまった時こそ次の道が開かれる」という教えです。
愚直にその道を進み、何度も何度も心が折れて、他責になることもありますが、
本当に困った時、助っ人が手を差し伸べることがあるはず。
と、そんな鑑定をさせていただきました。
日本史で学んだ日本曹洞宗の開祖の道元(簡単に書くと、禅の教え)の
著書「正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)」 にも
「 窮而変変而通 」( 窮して変じ、変じて通ず )」 と、書いています。
一つのことをどんな状況であっても真剣に行動しているのであれば、必ず行き詰まって壁にあたって、万事窮すと思うことがあるはず。
でも、それでも諦めずに、手を変え品を変え(要するに見方や手法を変える)、一心不乱に努力していると、あるとき壁を乗り越える(通じる)
道を究める方は、結局は自然の流れに寄り添い、人は自然の一部であるとして行動することを選択するようです。
占術は、当たる当たらないというエンターテイメントではなくて、
今、どういう季節や環境にあるのか、そして、
「どうすれば乗り越えられるか」というヒントを得るためのものです。
うまく活用して幸せになる方を増やしたいです。
まずは、これからzoomお茶会。易卦でもみているので、半年の予報をしっかり伝えて参ります。
明日の予報
お仕事運に活用できる日
やり残したお仕事や連絡を取っていきましょう
疲れたら、ヨーグルトジュースやお漬物オススメです。
【イベント・お知らせ】
風水師 織路由麻
最新記事 by 風水師 織路由麻 (全て見る)
- いい夫婦の日にこれまでの縁を振り返る - 2024年11月22日
- 2025年1月生募集:ゆっくり始める四柱推命講座 - 2024年11月21日
- 2025年の運気を掴みたい方へのブレスレット - 2024年11月20日
- 他者の行動を自分に重ねる習慣で生きるヒントをみつける - 2024年11月19日
- 予防接種によい日に - 2024年11月18日