ありがたいことに、たくさんのキッチン希望の方が面接に来られます。
急にどうしたんだろう・・・。
で、共通したキーワードが2つあって、
①「カラダを壊された」
②「温かい」
この2つです。
まとめて眠ることができる睡眠時間が2時間ぐらいしかなかった日々を送るうちに、内臓疾患になってしまったとか、片腕にじんましんができてお客さまの前に立てなくなったとか。
本当に、飲食業に従事するということは大変なことなんですね。
ある応募くださった方の面接の会話の一部をご紹介します。
こんな感じでした。
すごいレストランやホテルや割烹料理屋さんの名前がズラズラっと記載された履歴書を見て、
「???」
「何でウチですか?」
「お店に来てみたら、キッチンが見えて、殺伐とした雰囲気でなくて、温かいなと思ったから。」
「ガチガチの日本料理ではなくて、温かな家庭料理をカフェスタイルで出すというのがおもしろいと思ったから」
「カラダを壊して初めて、職場が温かなことが大事で、若い方たちに囲まれて第二の人生をスタートするのも悪くないと思ったから」
ふーん。
「ウチ、まだ儲けていないので、お支払できる金額、これだけです。
まだ未知数のレストランだから、第二の人生、後悔してほしくないです。
他も受けてみて、それでもウチが気になったら、ぜひ来てください。」
「そういう、ハッキリした経営者って、いいですね。なんだかゴニョゴニョ言い訳してお金払わない経営者もいっぱいいるんですよ。」
「あー、そうなんですかー。じゃあ、いずれワタシもそういう色に染まるのでしょうか?」
「織路さんがそうなったら、世の中の経営者全員がブラックですね。」
「初めてお会いしたのに、どうしてそうおっしゃるんですか?」
「わかりますよー、これでも経験積んでいるんでね。
でも、織路さんがすすめてくれたから、他も受けてみますよ。それで、気が済んだら、ここにお世話になりますよ。」
「へへへ、大手の和食の料理長さんだった方が、カフェのユニフォームですか。楽しいですね。」
「ははは。そうならないように、頑張ってきます。」
「え、そうなりたくないんですか(笑)」
もとサラリーマンが起業して、ふつうに話をしているだけで、「温かい」って言われることが不思議です。
飲食業は、まだまだ奥が深いんですね。
それで、ワタシはまだまだで、ふわふわした甘い経営者なんですね。
知らないことばっかり。
でも・・・。
知っても、変わらないでいたいことも。
これまでの会社員生活で教えてもらって身に付けた
「公正さ」「誠実さ」は変わらずに持っていたい・・・。
がんばりまっす!
風水師 織路由麻
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