風水師の織路由麻(おりじゆま)です。
夜、クライアントさんと打ち合わせ後、zoomで雑談をしていた時に易経(えききょう)の話が出て、
「織路さん、ちょっと卦で占ってよ、伊藤博文がハルビンに行く前に出したようなヤツ」
織路「周易(しゅうえき)ですね」
易卦は64種類、それぞれに意味があります。
伊藤博文が暗殺されることを見抜いたその時の卦は艮為山(ごんいさん)。
その卦から、「止まれ」と読み解いたというわけです。
織路「占う目的は何ですか?」
「ある事業に打って出ようとしていて、その部をどうしたらいいかと思ってねぇ」
出た卦は
雷地豫(らいちよ)
地山謙(ちざんけん)という、謙遜することで運を掴むという卦の次に出てくる卦です。
謙遜し続けることで周りも安心できたのしくなり、民衆の心が和やかになっている状態。
織路「部全体が、社長の指示に従おうとされていて、良い状態のようですね。」
「ほーー。でもさ、何でも言われたことしますっていう感じで、自主性がないんだよね」
織路「この卦は、上卦は動く、下卦は順う(したがう)という意味があります。水が高いところから低いところに流れるように、自然の摂理に沿っているのなら成功するでしょうね。」
「つまり?」
織路「ここからは雑談からそれて、真面目にお話したいです。
会社の理念に基づき、今年の年度計画は何で、この事業は、その理念の何を叶えることになるのか?
この部の存在意義はなに?どういう役割をするの?
部長は、社長の指示を一人ひとりの役割は何?というところまで翻訳しながら伝えているのか?
初めてのことであれば、いったんの仮説をいくつも立てた手段を講じられているのか?
またこれらが、無理のない、明確な内容になっているのか。
それがハッキリしていなければ、〇〇さんを始め、全員が不安でしょうね。」
「つまり、今はうまく行きそうな流れがあるのだけれど、ボクが丸投げしてると失敗するってことだね。」
織路「この卦が出たのだから、〇〇さんは、丸投げしてないでしょう?」
「ありがとう。易はそんなこともお見通しなんだね」
織路「雷地豫は、音楽の卦ともされるんです。
今晩は、社歌を聴きながら先代のことを想われ、お休みくださいますように」
「なんとなく不安だという理由がよくわかったから助かった。
気分よく1日が終われそうだ。おやすみー。」
私にとっても嬉しい1日の終わりになりました。
これでよかったっけ?と、易経の本を手に取りつつ、寝落ち。
明日の予報
土用前日。
目上の人に会うのによい日。
相談事があれば、礼を尽くして質問しえみましょう
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