体調が悪い父を見舞ってきました。
男性は、女性に比べて、占いに対するアレルギーが強い傾向があって、それは父も同じで、会社を退職したときも、設立するときも、
「何のために学校出たんや~、わざわざ今の会社やめてまでやる商売か!」と、そこで会話が終わってしまって、どんな会社にするのかも聞いてくれませんでした。
お墓参りをするというシチュエーションがあったからか、病気で弱っていたからからか、
「手相みようか?」というワタシの誘いに、
「せっかくやからな~」と両手を差し出してくれました。
そういえば、初めて見るなぁ・・・。
きれいな太陽線と、二本の生命線、はっきり出ている起業線がありました。
これはこれは。
「今からでも、何かお仕事をしたらいいよ。会社興すのがイチバンいいけどね。
この運命線の上がり方だったら、何かの先生でもOK!
これだけの線が出ているのだから、仕事を持てば、生命線も2本あることだし、かえって病気も治るよ~。
心のしんどさが体の不調になって出ているのかもね」
「実はね。」
父の持っている資格を頼って、一緒に会社を作らないかと頼まれていたのだそうで、70を過ぎて病気を理由に逡巡していたとのこと。
「『負うた子に教えられ』、おまえに言われるとはなー。」
「いや、それは、自分より未熟な者に教わるという時に使うことわざだから、『出藍の誉れ(=青は藍より出でて藍よりも青し)』ですなー。起業もワタシの方が早かったし(笑)」
「アホ言え(笑)。元気出た。まずやりたかったこと、やってみようという気になったわ。」
「はいはい。頑張ってください。鑑定料金は出世払いにしておくから」
「親から金取るんかー(笑)」
生き方どおりに生きる幸せを探すお手伝いをしてきました。
ワタシにとっても、つかの間の幸せな時間でした。
風水師 織路由麻
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