「太鼓持ち」の本来の意味

風水師の織路由麻(おりじゆま)です。

先日の鑑定のお話の中で面白いなと思ったことを今日は紹介します。
ある会社の営業職の新入社員のお話です。
(許可を得ましたが、少し内容を変えています)

・・・・・・・・・・・・・

「織路さん、上司が部下にヨイショを望むんですけど、上手にできなくてつらいんです。」

織路「それは大変ですね。」

「上手な同期がいて、ハタから見ていると気持ち悪いぐらいヨイショをするんです。
そうすると、上司は、こんな風に人の機微がわかる社員が営業成績もいいんだといって、評価するんです。」

えええ?
実績じゃなくて、ヨイショ度ベースの査定ってすごいですね。

「そうなんです!まだ新人なんで単独の営業成績はないですから。
その同期は、仕事の基礎ができてないのに、すごい太鼓持ちなんですよ!」

早速、その太鼓持ちさんのエピソードを教えてもらいました。

水戸にて陣太鼓

資料の最終確認をしていないのに、勝手に上司に提出。
⇒課長にミスを指摘される。
⇒言い訳をする
「まわりが気づかなかったのに、課長に気づいてもらいました。ありがたいです。
得意先で恥をかかなくて済みます!
いやぁ、うちの課は、課長のお陰でもっているようなものです!」

⇒課長は嬉しい顔、一方で先輩社員は驚いたあと苦々しい顔に。

⇒課長、太鼓持ちに自慢をしはじめる
課長「いや、君たちとは経験数が違うんだよ。自分ほど現場で苦労してきた人間は、社内にはいない。まー、そのへんの話は今晩、飲みの席でゆっくり話をしてあげようかな」

⇒太鼓持ちの本領発揮
「えええ、いいんですか?
いやーー、ありがたいです。
ノートがいっぱいになってしまいそうです。1冊じゃ足りないですね、今からダッシュで買いに行っておかないと」

課長「それじゃ飲めないじゃないか(笑)。何度も話をしてあげるからノート取るなんて無粋なことやめてくれよ」

太鼓持ち新人「えええ、飲んでしまってもいいんですか?」

「当たり前じゃないか、君は律儀なんだねぇ(笑)。」

続く(後略)

・・・・・・・・・・・

「織路さん、もう半年もこれですよ。途中コロナ禍で、顔を合わせなくて済んだんですけど、もう、今やがっつり毎日顔を合わせているんで、おかしくなりそうです」

織路「課長は、さすがにうまいですね。これで、飲んでいる席で忘れているだろうからという理由で、何度も同じ話を部下にすることができますもんね。
太鼓持ちさんより何枚も上手ですね」

「そうなんですかね。でも、その太鼓持ちは、一度確認してから提出するという手順をすっとばしてよく行動しているんです。
課長一直線っていう感じで、私たちのこと下げてヨイショするってところ最低ですよね。
先輩とかも、それ聞いて、気分悪いって顔していました。」

織路「確かに。その太鼓持ちさんには教えてあげようっていう人、課長しかいなくなっちゃうでしょうね。
そこにチャンスがありそうですよね、ちょっと考えます。」

うーん。(アニメの一休さんみたいに、ぽくぽく考えてみる・・・)

織路「『太鼓持ち』がヒントですよね。
上司にこびへつらうっていう意味もありますけど、そもそもは、太鼓持ちという職業のことで、お客さまに芸を見せたり芸者さんや舞妓さんを助けてまわりの雰囲気を盛り上げるっていう役割をするんですよね」

「あぁそうですね。」

ということで、上司をお客さまとするのではなくて、クライアントが本来のお客さまなんだから・・・、

織路「つかの間の目の前のわかりやすい成功よりも、本来の目的の数字で結果を出す能力を上げる方が重要ですよね。」

お客さまに満足していただくための見やすい資料やお役にたつプレゼンを苦虫をかみつぶしたような表情をした先輩についてしっかり学ぶ方がいいんじゃないかという説明を。

占術で洗い出すと、その方は丁度、干合(かんごう)となり、時の流れに合去(ごうきょ)されパワーダウンしている時でした。
再来年ぐらいから、運は良くなってきますね。
今は、周りに惑わされずに、本格的に力をつけるときです。

織路「ちなみに、いい上司にあたったとしても、数年したら組織替えで別の上司になるってことは当たり前ですから、どんな上司が来ても変わらない能力を身に着けた方がいいですよね」

過去の私の新入社員時代の上司の話などをして、鑑定は終了。

歴史が新しくなっても、こういう社内の人間関係は、ずっと続くものなんですね。

しかし、その課長は、どうやって出世したんだろう。
やっぱり太鼓持ちスタイルなのかな、それとも。。。

いろいろ考えてしまいました、アカンアカン。

視点を高くして、小さなことにこだわらず日々過ごしていこうと思います。

明日の予報
新しいことを始めるのによい日。
また天気がよければベッド周りの洗濯や掃除を
行動派として1日を過ごしましょう



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風水師 織路由麻

「はこにわプレート」オーナー開運予報士® 創設者
風水師の織路由麻(おりじゆま)です。 「占術は怖くない」 それをお伝えしたくて占術について様々な情報を発信しています。 「どうすれば楽しく幸せになることができるか」「安心して人生を歩むことができるか」、無理なく幸せな道を選択していく、占術に頼り切るのではなく、人生のパートナーにすることを願って活動しています。
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