風水師の織路由麻(おりじゆま)です。
占術の中でも、タロットや易卦のような偶発性がある占い方を卜占(ぼくせん)といいます。
大事なことは「無心でいる」ということです。
私は、いろいろな見えないものが見えたりしない分、
よいカードが出ますようにとか、怖いカードが出ませんようにとか、そういう気持ちではなく、ただひたすら置いて、出た卦やカードに教えてもらうことを大事にしています。
ところが、不思議なことに、無心でいるほどに、
その人のことやその人の状況を言い当てていることがあります。
先日、ちょっとしたことで腹が立って仕方がない、
気落ちがイライラしてしまう、という方の鑑定をしていました。
織路「こんなコロナ禍で不安定な状況で落ち着くわけがないですよ。
むしろ、不安定な気持ちでいる方が当たり前です」
そう言いましたが、なかなかうまく伝わりません。
そこで、「今の状況」をタロットにきいてみることにしました。
はい、ですよね。
これは戦車のカードといわれる1枚です。
目的の地に行こうとしています。
織路「この若者は、お客さまのことですね。
努力し成長し、次のステージに行こうとしています。
でも、夢いっぱいでまだ現実的ではないまま出なければいけないんです。
目的の地まで連れて行ってくれようとしているスフィンクスは見ているところがそれぞれ違って、バランスが必要です。
うまくかじ取りができなければ振り落とされてしまうでしょう。
それでも、この若者は郷里を離れ、次に行こうとしているんです。
不安いっぱいですが、それでも夢があるからチャレンジするんですよね。
これが、今のお客さまの現在の様子のようですね。」
お客さま
「・・・。」
しばらくしてお客さまが口を開かれました。
「私には飛び出すための夢がないから、不安なままでつらいんですよね、きっと」
織路「そうかもしれないですね」
「織路さんは、私に盛んにこの時期は副業を持った方がいいと言ってくれましたよね。ただ単に副業って言ったってそうそうは見つからないと思っていたけど、会社も副業オッケーになったことだし、若いころにやってみたかったことにチャレンジしてもいいっていうことかもしれない。
今さらだけど、やってみたかったパン屋さんのアルバイトをしてみようかな」
織路「あー、いいですね。
本業と何とかバランスを取って勢いよく進むこのカードと同じですね。
私も学生時代2つのパン屋さんのバイトしていましたが、
パン同士がくっついてしまって販売できなくなった焼きたてふわふわパンを食べられて、なんて幸せなんだろうと思ったこと、何回もありました!」
「そうでしょうね。おいしいでしょうね」
こんな風に、無心で置いたたった1枚のカードが、私のこれまでの鑑定よりも人の心に語りかけることもあるんです。
「占いは怪しい」、そういうことをおっしゃる方は結構多いです。
それでもいいです。
でも、こんな風に、思いがけなく前進することもあるという事例にて!(^^)!
明日の予報
陰徳を積むのに良い日
よいことを重ねる過ごし方をしていきましょう
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