風水師の織路由麻(おりじゆま)です。
今年は、熊が出没しているニュースが毎日のように出ています。
二拠点先の我が家も他人事ではない田舎地にあるので、怖いです。

先日、二拠点先の我が家の近くのお宅の方(都会から越してこられた方)のお誘いでパン屋さん併設のカフェでお話をしてきました。
引っ越しして半年もしない中で庭に熊が出たとのこと。
あっという間に情報は集落を巡りました。
どんなに怖かっただろうと思います。
「どうして、自宅ばかり何度も来るのだろう」とおっしゃいます。
織路「動物側の視点で見たら、一番入りやすいかもしれないです」
■住宅地のいちばん端っこに位置している
■お隣は広い放棄地で、動物が隠れたり逃げる場所がある
■放棄地にシカやイノシシの巣があるから、日常の気配を観察されている
■道路から奥まった旗竿の宅地だから、人の気配が少なく狙いやすい
■果樹を育てているので、目立つ
風水的視点で見なくてもさまざまにリスクがあると思いました。
結局、家と庭に、電気柵を24時間通電させることにしたのだそうで、
「せっかく自然豊かな場所なのに、電気に囲まれてしまうなんて」と嘆いておいででした。
そして、クマと鉢合わせしないよう果樹園に育った樹木を全部伐採することにしたと。
大量の梅が収穫できたことを伺っていただけに、残念です。
「電気柵に囲まれるって、どう思います?」
そう聞かれて、言葉に詰まりました。
クマ対策においては、柵は簡単に乗り越えて果樹を食べてしまうから、電気柵が必要とのこと。
ううむ。
風水的にいうと、そもそも死巷屋(しこうや)とよばれる立地で、
細い通路を入った奥にある行き止まりは、吹き溜まりが生まれやすく、後(の運)がないとされます。
実際に他のケースで、家族間に問題が出たり、財運が良くないという例を扱ったことがあります。
そうか、そこからさらに電気柵で囲ってしまうのか・・・。
うーん。
吉か凶かといわれたら、電気柵によって囲まれるため、より凶意は増すかと。
風水は自然の流れをどう読み解くかというものなので、選ぶときにいくつかのリスクを見出すことができます。
こんな理論は、普通はわからないです。
我が家は、家を三方囲んでいるということでいえば、同じ条件。
でも、青龍・白虎・玄武と呼ばれる三方位を守り、明堂(正面)を広く取っている「四神相応」という吉格になっています。
風水でみれば、死巷屋と四神相応の差は大きいです。
ワンコの匂いがするせいか、自動照明がつくようにしているせいか、
今のところ、タヌキが遊びに来たぐらいで、ほんの少ししか離れていない立地なのに、これほど差がでるものかと。
改めて風水は、人類が知識と経験をきちんと積み上げた成果で、今も十分活用できるものだなと思いました。
バンビも、プーさんも、ライオンキングも、おとぎの国ではカワイイけれど、本物は、生きるための本能が相当に強い存在です。
出会ったら体力では間違いなく相手の本能には負けるでしょう。
実例を目の当たりにして、人が安全で、幸せでありたい、生きたいという本能から積み重ねられた風水を活用することは、自然と共生するために必須なのだと、実感しているところです。
明日の予報
天赦日。
ごめんなさいを言うのに絶好の日。上手にご活用を。
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