風水師の織路由麻(おりじゆま)です。
今日は「蔵干(ぞうかん)」という、少しマニアックな占術用語のお話を書きます。
蔵干は、四柱推命で使う言葉です。
十二支に隠れている十干のことを指します。
例えば、今年は寅年、寅の蔵干は、「甲(きのえ)」「丙(ひのえ)」「戊(つちのえ)」です。
つまり、木の気、火の気、土の気を持っています。
これをみて、六神といって、例えば仕事運や財運などをみていきます。
私は、鑑定するときに、これらの蔵干を全部みて判断していきますが、
生まれた日にちによって、この3つのどれを採用するかという考え方を持つ流派もあります。
そもそもの寅の強い十干は、甲(木の気)なのに、丙(火の気)や戊(土の気)になる方も出てきてしまいます。
そうなると、鑑定結果は大きく異なることがあるので注意が必要です。
めちゃサラリーマンに向いているといわれた方が、実はパフォーマーとして自由に活躍した方がいきいき人生を過ごすことができるということもあるんです。
人の一生は、
1つの袋の中に3つの玉があって、くじびきで1つだけの玉を出すような運ではなくて、
この3種の強弱の関係が、さまざまな環境で、そのまま出てきやすいです。
そういうものを読み解くのが占術の面白いところなので、毎回、鑑定するときは、準備段階からありとあらゆる可能性を考え、当日も全力でその方の考え方をトレースし判断を加えるようにしないと、太刀打ちできないです。
先日、四柱推命講座受講生さんから、特殊なメガネをかけた方が推薦される著書で、そのようなことを書かれている部分を紹介いただきました。
「著名な方なので、ご参考までに。」
織路「これだと、特に月の中旬以降に生まれた方のデータが狂います。
蔵干を全部見る、という考え方が一番、その方の人生が狂わない、と私は考えます。」
ということで、その方のご家族の命式を例にその違いを実感していただきました。
「確かに。この本には、怖いほど運が向いてくるって書いてあります。」
織路「それは間違っていないです。怖いほど吉運が向いてくるとは書いていないので、凶運かもしれないですから」
教えてくださってありがとうございます。
ありとあらゆる可能性を考え、事実とデータで現象を見つめ、思いこまず、未来予報をし続ける楽しさを伝える。
改めて、そういう講座にしていこうと思いました。
明日の予報
振込によい日、漬物を仕込むのによい日、友だちに会うのによい日。
楽しく忙しく過ごしましょう
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