横浜元町中華街の開運カフェ はこにわプレート店長の織路由麻(おりじゆま)です。
この頃のはこPの夜は鑑定だけなのですが、そういう時間にしてからは・・・、
お昼には出会わなかったような方の鑑定が増えてきました。
(ブログで共有できませんが)経営者の方が時間を気にせず、じっくりお話したいとか、
ママがお店のお休みに合わせて来られるとか、
異性関係のお悩みとか、もちろん複雑な家族関係のことも多く、
そんな時は・・・、新入社員の頃を思い出します。
「この子、占いできるんだよ」と、お取引先のご主人さまに連れられて、
北新地(大阪)のママさんたちの鑑定をさせていただいた風景が、よみがえってきます。
あの頃は、伝え方もヘタッピで、汗をかきかき練習させていただき
お礼に「レッドアイ(ワタシはお酒強くないので、ビール+トマトジュース)」をごちそうに。
ママは、鑑定のあと、お客さまが少ないときを見計らってワタシに構ってくれて、
今後の糧にしたらいいと、半生を語ってくれます。ワタシは目を丸くしてお話を伺うばかりで・・・、
どれだけこの経験が自分の鑑定の源泉になってくれていることか。
今、いろいろな相談を受けても動じないでいられるのは、
鑑定を通して、育ててくださった方々のおかげなんです。
先日は久しぶりに、そんな方の鑑定をさせていただきました。
「自分から謝る」ことができないお客さまのお話です。それでは。
その方は、ご主人さまに温かな言葉をかけてあげられないのだそうです。
今は離婚の危機にあり、何とかできないか?と。
すれ違いが多くて、会話は短いやりとりだけ。
でも「ご主人さまが大好き」だと。(ハッキリしてて、いいですね♪)
もう少し説明を加えます。
夜のお店のママだからか、ご主人さまよりもずっと収入がある方で・・・、
過去にご主人さまが、浮気したり、借金を重ねたり、
やんちゃなことをしていたこともあって、つい、会話の最後に、
「そんな人だから・・・」と、それを匂わすようなことを言ってしまい、
続くうち、とうとうご主人さまが家を出ていったそうです。
「今度こそ、もう終わりではないか、むしろ終わったほうがいいのか? 主人は今、何を考えているの?」
こんな時は、人相や手相、姓名判断、四柱推命、タロットなど合わせ技で命式を見て状態をみていきます。
織路「お客さまは、強い方ですが一人で生きていく方ではないですね。
瞳も濁っておいでではないですし。タロットでも、今は別れるとは出ていないです。
ところで、こういうケンカの時、いつもどういう仲直りをしているんですか?」
お客さま「なんとなく、そのままになって毎日が過ぎていきます。まぁいいかって。」
織路「ははぁ。お客さまは丙(ひのえ)の人だから、なぁなぁはムリですね。
一回スパッとケリをつけたら、あとはサッパリする性格なんですけど、
毎回、なぁなぁになってしまうから、気持ちの整理がつかずに長引くんですね」
お客さま「でも、浮気したとき、主人は謝ってくれたんです。
でも、自分はその時、いい人になっちゃって、辛いっていう気持ちをぶつけなかったんで・・・。
でも、こういう時って、ぶつけられないですよね。」
とかなんとか・・・で、
結局、鑑定の途中で、ご主人さまからお客さまに電話が入り、
そのままお二人を交えて、なぜだか鑑定することに
(ここ割愛します)
仲裁するような形で鑑定は終了し、なんとなく仲良しに。
うーん。これだと、また今回も、なぁなぁに終わったかもしれませんねー・・・。
織路「もしよかったら、もう少しお時間を。
ワタシが明日に先延ばしにしようと思った時によく見る詩を紹介シマス。
9.11で亡くなった消防士のお母さんが書いたといわれているんですが、
実は、溺れた子を助けようとして、自分も溺れ死んだ10歳の長男サムエル君に、
短すぎる人生を終えたわが子への気持ちを綴った詩なのだそうです。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「最後だとわかっていたなら」
作・ノーマ コーネット マレック / 訳・佐川 睦
あなたが眠りにつくのを見るのが最後だとわかっていたら
わたしは もっとちゃんとカバーをかけて
神様にその魂を守ってくださるように祈っただろう
あなたがドアを出て行くのを見るのが最後だとわかっていたら
わたしは あなたを抱きしめて キスをして
そしてまたもう一度呼び寄せて抱きしめただろう
あなたが喜びに満ちた声をあげるのを聞くのが最後だとわかっていたら
わたしは その一部始終をビデオにとって毎日繰り返し見ただろう
あなたは言わなくても分かってくれていたかもしれないけれど
最後だとわかっていたら一言だけでもいい・・・「あなたを愛してる」とわたしは 伝えただろう
たしかにいつも明日はやってくる
でももしそれがわたしの勘違いで今日で全てが終わるのだとしたら、
わたしは 今日どんなにあなたを愛しているか 伝えたい
そして わたしたちは 忘れないようにしたい
若い人にも 年老いた人にも明日は誰にも約束されていないのだということを
愛する人を抱きしめられるのは今日が最後になるかもしれないことを
明日が来るのを待っているなら今日でもいいはず
もし明日が来ないとしたらあなたは今日を後悔するだろうから
微笑みや 抱擁や キスをするためのほんのちょっとの時間をどうして惜しんだのかと
忙しさを理由にその人の最後の願いとなってしまったことを
どうして してあげられなかったのかと
だから 今日あなたの大切な人たちをしっかりと抱きしめよう
そして その人を愛していること
いつでもいつまでも 大切な存在だということをそっと伝えよう
「ごめんね」や「許してね」や「ありがとう」や「気にしないで」を
伝える時を持とう そうすれば
もし明日が来ないとしてもあなたは今日を後悔しないだろうから
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
織路「お二人は、もしこんな状況だったら、後悔しませんか?
まだ生きておいでなのですから、ちゃんと仲直りしませんか?」
お客さまは、それぞれ浮気されて辛かったこととか、
自分が悪かったからとはいえチクチク言われることが辛かったこととか、
話をしながら、お互いごめんなさいを伝えて、また仲直りされたみたいです。
お客さま「織路さん、カレーおいしかったけど、主人が作ったカレーはね、
もっとコクがあるの。具材もお肉も全部溶かしてしまうぐらい煮込んで、
それからまた具材を入れるのよ。今度ご馳走するわね。」
お二人が机の下で手を握っておいでなのをチラリと確認し・・・
織路「ええ、もう既にご馳走さまです。イヌも食わないものをワタシは食べましたから(笑)」
お客さま「織路さんも幸せになってね。」
織路「これでお金もらえるんですからワタシは幸せ者です。」
お客さま「そうよねー(笑)。」
この頃は、そんな夜を過ごしています。
「自分から謝る」のは難しいかもしれませんが、明日流れている気を上手に使って
「ごめんなさい」を始めてみましょう♪
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風水師 織路由麻
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