風水師の織路由麻(おりじゆま)です。
迷うとき、どうしたらいいかと悩むとき、苦しいとき、欲しくても得られないものがあるとき、などなど。
鑑定にお越しになる方は、そんなことを解決したいと思っていらっしゃる方が多いです。
でも、話が相当複雑に入り組んでいる時は、ひも解き、内容を整理したとしても、ぐるぐるしていた時間が長ければ長いほど、納得いただくまでにはいかず、
「でも」
「頭ではわかるけど」
「そんな単純じゃない」などといつまでも平行線になってしまうことがあるんです。
そうなると、鑑定しても空虚感が漂い、手詰まり(手段や方法がない)になっていきます。
なぜなら打破する力を止めてしまっているのはご本人なんですから。
私(まわり)から見ると見えていることが、見えていないのかもしれません。
そんな時、私は、一休さんのお話をするようにしています。
以前にもブログで書いたと思います。
・・・・・・・・・
一休さんは、室町時代の臨済宗の高僧です。
あまりに賢こすぎて、ヤキモチをやかれたり、どちらの流派につくのかなどと選択を迫られることもあったそうで、争いや腐敗した制度など、一切の枠にとらわれない生き方を選択されました。要するに、庶民側に立ち、出世を目指さなかったということです。
それがかえって人徳となり、たくさんの弟子や門徒が集まってきました。
87歳で亡くなる時に
弟子たちに、
「本当に困った時にこの手紙を開けなさい」と言いました。
数年後、経営に困って、いよいよその手紙を開けたとき、その中には
「心配するな、大丈夫、なんとかなる」と。
弟子たちは呆気にとられ、そして大笑い。
脱力し、余計なことを考えなくなり、やがて経営は右肩上がりになっていったとのことです。
・・・・・・・・・
手詰まりになったときに、このお話を鑑定ですると、
「まぁそうですけどね。鑑定じゃないですよね、それって」
と、笑うどころか、余計厳しい顔でお帰りになることもあります。
でも、しばらくしてメールが届き、
「なんだか悔しいけど、その話が頭の中に浮かんできて、結構、頭に残っているんですよね」
「あの言葉のお陰で、自信がついたんですよね」
ということも、一度や二度ではありません。
今の社会は不確定で不安定なことがたくさんあるから、
つい考えすぎたり落ち込んだりしてしまいますが、動かないと打破できないし、課題は解決にならないんですよね。
頭がいい人こそ、「大丈夫、何とかなる」と言いながら過ごしてほしい。
先日、鑑定させていただいたお客さまに、久しぶりにこの話をしたので、何かのお役になればと。
明日も緒川先生の鑑定です。
明日の予報
争いごとを整理するのによい日。
何が問題になっているのか、それぞれの課題を整理する時間を作ると思いがけない光が差すことになりそうです。
【イベント・お知らせ】
風水師 織路由麻
最新記事 by 風水師 織路由麻 (全て見る)
- いい夫婦の日にこれまでの縁を振り返る - 2024年11月22日
- 2025年1月生募集:ゆっくり始める四柱推命講座 - 2024年11月21日
- 2025年の運気を掴みたい方へのブレスレット - 2024年11月20日
- 他者の行動を自分に重ねる習慣で生きるヒントをみつける - 2024年11月19日
- 予防接種によい日に - 2024年11月18日