風水師の織路由麻(おりじゆま)です。
鑑定終了後、私の過去のブログについて、お客さまにご意見をいただきました。
幸せを掴むための視点には、3つあるということを書いていました。
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「天の時は地の利に如かず地の利は人の和に如かず(孟子)」
=天の与える好機も土地の有利な条件には及ばず、土地の有利な条件も民心の和合には及ばない
天時(時間)
地利(空間)
人和(人間) この3つが必要ということを書きました。
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お客様は、このようにおっしゃいます。
織路さん、これを読み解くと、3つが大事というよりも、
人の和が何よりで、これを追求すれば、時の流れを読むことも、風水のことも気にしないでいい、ということですよね。
いろいろなコンサルタントのブログや雑誌の記事にも、同様のことが書いてあります。
風水師の役割よりも、何よりも人の和を大事にしようとアドバイスするコンサルタントの方が価値があるということでしょう。
どうでしょう?
皆さまもそう思われますか?
私がその時に回答したのは、下記のとおりです。
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人の和さえあれば、時間(天の時)や風水(地の利)を見なくていいという考えは極論で、私は賛同できないです。人の和は、根性論で頑張るだけでは続かないと思うからです。
人の感情ほどコントロールしにくいことはないと私は考えています。
自分の経験でいうと、
お腹が空いているときに、香しい食材のニオイが漂ってきたけれど食べられないという時の感情と、食欲がみたされた時の感情は違う。
イライラしているときに、急ぎで難しい判断をしなければいけない時と心穏やかに先のことまで考える余裕がある時とは出す結果が異なる。
ゆっくり眠れた時と、仕事に追われて眠れなかった時とは、脳の回転が違う。
人は、そんなものだと思います。
だから、人の和を根性論のように、もしくは道徳のように教え諭すのみということには無理があります。
風水の悪い場所で、騒がしく良質な睡眠を取ることができない毎日を過ごす人と、美しい風景が広がり、良質な睡眠環境がある場所の人間関係とは、おのずと違います。
また、春にサクラが満開となり、ハラハラと散っていく風景を見入った時、ちょっとしたことでイライラして怒るという人は少ないでしょう。
秋の収穫が豊作で台風前に収穫でき、蔵の中いっぱいに作物が入っているとき、不安で泣きだす人も少ないでしょう。
時の流れを見誤り、収穫前の台風で収穫が最悪だったとき、仕方ないねとニコニコできる人の方が少ないでしょう。
だから、コンサルタントの方のブログに、人の和があればよい、と書いていらっしゃったとしても、きっとその方の本意は違うのではないでしょうか?
人の和を保つために、環境を整え、制度を整えていき、安心して働く場所を提供しようとしていらっしゃるはずです。
そう考えると、
天時と地利は、ないがしろにしていいということではないです。
風水師は、最初から「天時、人和、地利」この3つをすべて見る必要があると考えて占術を使い分け鑑定するんですよね。
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ここまで説明すると、お客さまがおっしゃいました。
「鑑定で、自分は強すぎる正義感のために、ついつい白黒をハッキリさせてしまうという弱みが出やすいと指摘されたけど、その通りですね。言われたことを実感しましたよ。そして、ようやく風水って大事だなと思えるようになりました。」
織路「それはヨカッタです。ありがとうございます。私こそ貴重な機会を感謝します」
説明し尽くせたかどうか、わからないですが、まずはほっとしました。
もっと、端的にきちんと説明できるようになりたいです。
ブログ記載の許可をいただいたので、今日のブログに。
明日から緒川先生の鑑定です。
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