風水師の織路由麻(おりじゆま)です。
少し真面目な文になりますが、風水の用語について書いてみます。
中国や台湾では、風水の基本用語がわかっているので、本質的な鑑定のための時間を作ることができます。
でも、日本ではまだまだ家相メインなので、用語が似通っている分、その説明に時間がかかり、必要な情報が抜け落ちてしまいがちになります。
日本の風水=既製服のような吉凶、時をみない、8方位で鑑定する
国際基準の風水=1軒ずつ異なる吉凶、時をみる、最低24方位で鑑定する
そうなると。。。
風水では重きをおかない「鬼門」「既製服のような決まった玄関の方位」「気学」のことを1つ1つ説明するうちに時間は過ぎていき
「あー、北東が玄関でもよかったんですね」ということまでは伝わっても、
その家にとって北東がどう良いのか、どういう作用をしていつ注意しなければいけないのか、というところまでたどり着かないということが普通です。
似通っていても全く別の用語ですから、仕方がないです。
そして、知っている人が少ないということは、チャンスともいえるなーと思っています。
鬼門を気にしてしまって売却しようとしている家を鑑定し、よければ安値で買うこともできるし、
風水でいう向星と山星の活用を逆にしたことが理由で金策に困って売却しようとしている家を購入することもできるからです。
そういう物件にあたると、思わず笑みがこぼれます。
ラッキー♪
実際に、鬼門が玄関のお宅で、前の住民の部屋の活用が違っているお宅を購入され、
活用を逆転したことで財運を上げ、夢だったお店をオープンさせることができた方もいらっしゃいます。
とはいえ、これが可能になったのは、その方が私の伝えている用語を学んでくださっていたからで、
普通はそうはいかないです。
向星とか山星という用語をその場で話をしても「???」、
そして、ほぼ100%といえる確率で、家族の方から縁起が悪い家だとか、変な宗教だとか、迷信だとか言われて、気持ちがゆらぐうちに別の方が購入されます。
たとえば、反弓(はんきゅう)という用語は、川や道路が弓の外側にあることを指しますが、事故や(嫁姑関係などの)人間関係における苦労もあって、風水では最も注意が必要な家です。
でも、その家が東南や東の玄関であれば、日本ではヨシとされてしまうことが多いです。
路沖(ろちゅう)という用語は、ドンツキの立地のことを指しますが、
そのドンツキがどういう意味を持つのかまでは、風水を習っていなければ理解できないです。
もう1つ。
空亡(くうぼう)という用語も同じです。
特に、建物の正面と真後ろの角度を計測し真北真南にあたる建物は、神社仏閣には向いても人が住むのには向かないです。
以前、お嬢様がキツネ憑きのような現象になったというご自宅を鑑定したとき、幽霊がここを通り過ぎるとおっしゃる場所が空亡ライン上で、そんな不思議なことがあるのだということを目の当たりにしてゾクッとしました。
昔の人が積み重ねた経験を知識に変え、風水として今に伝わる技を正しく学ぶことができることはなかなかできないです。
そんなわけで、きちんと学んでほしいなと思って、風水入門講座を開催しています。
知らなかった用語を学んでいただくうちに、受講生さんの意識が変わっていくのを見ると嬉しくなります。
当たり前に風水を見る時代になっていくだろうそのまえに。
よい別荘地や、住む家でよい運を上げるために。
独学ではなかなか理解するのは大変です。
ゆっくり進めていきますので、ぜひ学んでみてください。
明日も緒川先生の鑑定です。
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