伊東寿珠先生には、西洋占星術、タロット、四柱推命を教えていただきました。
基本的な考え方は、西谷先生と同じく、「幸せにするための鑑定をする」です。
だから、どうすれば希望が叶うかということに鑑定の主軸があります。
たとえば、こんなことがありました。
弟子同士で実践でタロットの占いをしていったときのことです。
例題をお互いに出し合って、鑑定してもらうのですが、
ワタシは、自分の子どもがなかなか親友ができないみたいなので、どうしたらいいかを聞きました。
出たのは、ソード(剣)×10本とか、ワンド(棒)×7本とかの痛々しいカードのオンパレードでした。
(わかる方にはわかりますよね)
それを見た相手が、こんな鑑定をしました。
「本当に仲良くしたいって思っているんですか?
そうは思えませんけどね。
戦ってばかりだと、うまくいきませんよ。
少しは相手に寄り添うぐらいの気持ちを持ったらって言ってあげたらどうですか?」
さすがにこのコメントはワタシの心が折れました。
優等生としての性質が抜けなくて、みんなをまとめようと努力しているからなかなか本音を話せない子どもなのにどうしてそういうカードとして読むのかな?
それを聞いた、いつもはやさしい伊東先生が珍しく怒りました。
「あなたね、お母さんとして、なんとか子どもが幸せになってほしいという気持ちでここに座っているだろうのに、そんな言い方したら、泣いちゃうかもしれないよ。そんな鑑定だったら、もうしないでほしい。」
それで、ワタシに改めて鑑定をしてくれました。
「ソード10本は、しんどかったでしょうね。お子さんは、やれるだけの努力を親が思う以上にしてきたみたいですよ。
まだまだ挑戦することが多くて、しんどいことが続きそうだけど、これ以上多い数のソードはないから、今が一番しんどい時だというだけで、あとは楽になるだけだから、家族でしっかり支えてあげてね」
実践練習にすぎない鑑定だったのですが、自分で両極端の気持ちを体験してわかったことがあります。
どれだけ鑑定によって、人の気持ちが変わるかということ。
それから、ひどいことを言われると、鑑定師が思う以上に、人は深い傷を負うのだということ。
性根を叩き込んでもらった大事なお師匠さまの一人です。
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風水師 織路由麻

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